慌しく1月が過ぎ、節分も終り、次は・・・バレンタインデイ？雛祭り？
10日から始まる東武百貨店・船橋店での「福岡展」は、今年で17回目になります。
17年間、小生が伺っております。
第1回目の時は、38歳でしたが、55歳になりました。
博多人形師・津志田先生も、第2回目から参加され、二人で珍道中を繰り返してきました。
飛行機の中で迷子になったり、百貨店の入店証の変わりに福岡の病院の診察券で、入ろうとして呼び止められたり・・・。
先生も、数年前から、眼と耳の病気にかかられ、毎年、今年が参加できるのは最期かも・・・と、弱気になっておられます。
船橋では、本当にたくさんの温かいご縁を頂戴してきました。
博多人形で、こんなにも喜んでいただけるものかと、気付かされたのは、ここ、船橋でした。
お客様と、売場で手を取り合って喜んだり、お話を伺って涙したり・・・。
お父さんが、会社帰りに何回も立ち寄られ、そして、お雛様をお買い求め頂いた姿には、娘さんを思われる気持ちが、伝わって参りました。
足が不自由なのに、風がとても強い日に、会場へお越し頂き「会いたかったの～」と、おっしゃって頂いた時は、思わず泣いてしまいました。
他にも、たくさん、たくさんの出逢いがあり、思い出すときりがありません。
一年経つのが早いのは、いささか困るものですが，船橋へは、早く行きたいと思ってしまいます。
人形の修理も、たくさん賜りました。
修理に一年がかりの物もございました。
今年も、すでに、昭和初期の人形を、視て頂きたいとの連絡を賜っております。
この人形には、どんな素敵な思い出があるのだろう・・・と、今から楽しみです。
期間中、千葉は、暖かくなりそうです。
福岡から春をお届けに伺います。
ぜひ、お話しをしにお越し下さい。
お待ち申し上げます。